ご挨拶
私たち周南病院は、地域の皆さまの人生に寄り添った医療を提供することを心がけています。『予防医療(健診)』、『外来(かかりつけ医機能)』、『入院(地域包括ケア病棟・医療療養病棟)』、『在宅診療』を積極的にすすめ、「予防~人生の最終段階」まで一貫した包括的医療を実施し、地域の皆さまのお役に立ちたいと思っています。
周南地区で生活される方々が、療養が必要な状況になっても、自分らしい暮らしを最後まで続けることができるよう「地域包括ケアシステム」の一員としての役割を担います。
人生には皆「最期」があります。そこまでの経過は人それぞれで、一人として同じ人はいません。それは、生活環境においても、病状の経過、症状においても言えることです。お一人お一人の人生にフォーカスし、その方の病状等のニーズに合った医療を提供していくことを目指しています。
こうした想いの実現のために、ご自宅での療養をサポートする『在宅医療』に力を入れており、医師による月2回の定期訪問診療をはじめとし、往診や入院の手配を行っています。
また、医師の指示のもと、看護師はご自宅や施設へ訪問する訪問看護を行う等、患者さまに24時間365日の支援をしています。医師、看護師、事務が三位一体となって取り組むことで、在宅で療養中の患者さまの様々なお困りの方々への対応を可能にしています。在宅医療は生を高める医療だと考えています。
駅近の生活習慣病等のかかりつけ医として、お気軽にご相談いただける外来機能も充実を図っております。また、外来や在宅診療を受けていても、病状が急性増悪する場合があります。そんな場合にもすみやかに対応できるよう「地域包括ケア病棟」を運営し、外来、在宅、病棟スタッフがともにカンファレンスに参加して情報共有をする院内連携も取っています。また、病院での療養を希望される方のための「医療療養病棟」も運営しています。
地域の医療機関、介護施設と連携を図りながら、ご利用者さまやご家族が安心を得られるよう、そして多くの方から感謝(ありがとう)していただけるよう、お一人お一人の人生に寄り添った医療をすすめて参ります。
医療法人仁徳会 理事長 大庭 幸生